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工事現場のゴムマット 敷き方|安全を守る5ステップ

工事現場のゴムマット 敷き方|安全を守る5ステップ

工事現場では作業員の安全確保作業効率の向上が欠かせません。本記事では、工事現場におけるゴムマットの必要性や敷き方・選び方など、ゴムマットを敷く際に確認すべき情報を5ステップで簡潔に解説します。

はじめに:工事現場の安全を守るゴムマット

工事現場では、足元の安全対策が必須です。ゴムマットは、すべり止め地盤保護、作業車両の安定走行などを目的に敷設されます。正しい敷き方を知ることで、事故防止と作業効率アップが期待できます。

なぜゴムマットが工事現場で重要なのか?

工事現場におけるゴムマットの必要性について、具体的な役割と他素材との違いを解説します。

現場監督が知っておくべきゴムマットの役割

工事現場におけるゴムマットの役割には、つぎのようなものがあります。

  • すべり止め効果
  • 防振効果
  • 防音効果
  • 地面の傷、汚れ防止
  • トラック荷台の傷、汚れ防止
  • 雑草防止

ゴムマットとプラスチック敷板:地盤養生における選択肢

工事現場で地盤養生を目的に敷くものにはゴムマットのほかに、鉄板・プラスチック敷板・コンパネなどがあります。昨今ではプラスチック敷板の導入もすすんでいますが、ゴムマットと比較すると下記のような特徴があります。

項目 ゴムマット プラスチック敷板
柔軟性 高い 低い
重量 重い(サイズ・厚みによる) 軽い(サイズ・厚みによる)
耐久性 普通 高い

→ プラスチック敷板のメリットについてはこちら

安全を守る!ゴムマット敷き方5ステップ

ここからは、実際にゴムマットを敷設する手順を5つのステップに分けて解説します。どのステップも安全性確保に直結する重要な作業です。

ステップ1:事前の準備 - 現場状況の確認とゴムマットの選定

まず現場の地面の状態を確認し、ゴムマットを敷く目的や面積にあわせて適切なゴムマットを選びます。

ステップ2:必要な道具と安全装備の準備

敷設には、グローブ・ヘルメット・安全靴など基本的な安全装備が必須です。また、ロープやガイド棒も準備しておくと作業がスムーズに進みます。

ステップ3:ゴムマットの配置計画 - 最適なレイアウトとは?

作業動線を考慮し、ゴムマットを並べる計画を立てます。(例:搬入口から資材置き場までの通路として一直線に敷設する等)

ステップ4:ゴムマットの敷設 - 正しい手順と注意点

ゴムマットは一枚ずつずれないように密着させて並べます。継ぎ目をしっかり押さえることが事故防止のポイントです。重ね敷きが必要な場合は、ずれ防止のためにロープ止めを施しましょう。

ステップ5:敷設後の確認とメンテナンス - 長く安全に使うために

敷設完了後は、隙間や浮き上がりがないかを必ずチェックします。週に一度程度の点検を継続すると、長期的な安全確保につながります。

ゴムマットの種類と選び方

次に、用途別のゴムマットの選び方と、現場に最適な製品を見極めるポイントを解説します。

用途別ゴムマットの選び方:地盤養生、安全通路、騒音対策

用途によって選ぶべきゴムマットは異なります。

  • 地盤養生用:耐荷重 重視
  • 安全通路用:滑り止め 重視
  • 騒音対策用:防音性 重視

たとえば住宅街近くの現場では工事作業による騒音が響くことがあるため、防音性の高いゴムマットを選ぶと苦情防止に役立ちます。また、雨などによって濡れると基本的にゴムマットはすべりやすくなるため、濡れてもすべりにくいタイプを選ぶ必要があります。

厚み、材質、サイズ:現場に最適なゴムマットを見つける

ゴムマットの厚みは5mm〜20mm程度が一般的です。厚くなったりサイズが大きくなったりするとその分、重量は重くなります。材質も天然ゴム、合成ゴムなどさまざまなので、用途に応じた選定が必要です。

プラスチック敷板との比較:メリット・デメリットを解説

昨今ではプラスチック敷板の導入もすすんでいると先にお伝えしましたが、それぞれのメリット・デメリットを表にしました。

比較項目 ゴムマット プラスチック敷板
価格 安い ゴムマットに比べて高い
耐久性 低い 高い

ゴムマットは安価で入手しやすいですが、摩耗しやすく耐久性が低いです。耐荷重も40t以下のものが多く、土の上に敷いて重機などが走行すると破れてしまうことがあります。プラスチック敷板はピンポイントの衝撃には弱いものの、耐久性が高く耐荷重は80tや最大120tまであります。舗装されていない地面を重機が通行する現場や、長期間にわたる工事の場合、ゴムマットを何度も交換するよりもプラスチック敷板を選択したほうがトータルコストを抑えられます。

ゴムマットと法的規制

労働安全衛生法とゴムマットの関連性の解説、さらに安全性向上のための追加対策も提案します。

労働安全衛生法とゴムマットの関連性

労働安全衛生法では、作業環境の安全確保が義務付けられています。作業場内のすべりやすい場所への対策としてゴムマット設置が推奨されます。ただし雨に濡れるとすべりやすくなるゴムマットもあるため選定には注意が必要です。

安全性を高めるためのプラスアルファ対策

ゴムマットの設置だけではなく、カラーコーンや安全標識を併用することもおすすめです。たとえば、ゴムマットの上に「足元注意」の標識を設置するだけでも意識が変わります。

ゴムマットの購入・レンタルガイド

購入とレンタルのメリット・デメリットや、設置までの流れを解説します。

コストを抑える!購入とレンタルの比較

比較項目 購入 レンタル
初期費用 高い 低い
長期コスト 安い 高い

たとえば、工期が6か月以上なら購入、短期ならレンタルがお得です。

見積もりから設置までの流れ

見積もり依頼→現場下見→正式契約→納品・設置という流れが一般的です。スムーズな対応ができる業者を選ぶと、納期遅延リスクを減らせます。

→プラスチック敷板、敷鉄板、ゴムマット、透水性シートでの地盤保護対策

まとめ:ゴムマットで安全な工事現場を実現しよう

工事現場でゴムマットを導入する際は、適切な選定と正しい敷設方法を理解し、事故ゼロを目指しましょう。

工事現場のゴムマット 敷き方|安全を守る5ステップ

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