連結金具
プラシキ、プラ敷板、樹脂敷板とも呼ばれているプラスチック敷板。プラスチック敷板を敷いて仮設道路や仮設駐車場を作りたいときに、どう並べたらいいか悩んでしまうことがあるかと思います。ここではご用途にあった並べ方をご紹介します。
仮設道路の場合
■ 一列施工(長手方向):4×8タイプの場合

この並べ方では幅1220mmの仮設道路ができます。
2本並べることで左右のタイヤ間がひろい工事用車両を通行させることも可能です。


■ 一列施工(短手方向):4×8タイプの場合

この並べ方では幅2440mmの仮設道路ができます。
2本並べることで幅の広い仮設道路ができるので、大型の工事用車両を通行させることも可能です。

■ レンガ敷き施工:4×8タイプの場合

この並べ方では幅2440mmの仮設道路ができます。車両交通量が多い場合に適しています。
仮設駐車場・仮設ヤードなどの場合(面施工)
■ 標準的な面施工:4×8タイプの場合

この並べ方では幅4880mmの面ができます。仮設駐車場として利用する場合は自動車を並列で停めることができます。

幅6100mmの場合の仮設駐車場
■ レンガ敷き施工:4×8タイプの場合

この並べ方では幅7320mmの面ができます。長手方向と短手方向を交互に敷くと面で支える力が強くなります。

プラスチック敷板を敷設する際に連結金具はどれくらいの本数が必要でしょうか。一列施工の場合と面施工の場合について解説します。
一列施工の場合
計算式はつぎの通りです。
計算式:敷板総数 ×2本 - 2本
敷板の各角にある連結穴に連結金具を装着します。列に並べていくと最後の敷板には連結金具が不要となるため2本を差し引きます。
たとえば敷板を5枚の場合は、5枚×2本- 2本=8本となります。

※5枚に8本の連結金具を装着
面施工の場合
計算式はつぎの通りです。
計算式:敷板総数 × 2本 - 2本
標準的な面施工では各敷板に2本の連結金具が目安です。一部連結が不要なため次の計算式により数を差し引きます。
たとえば敷板を縦4枚、横5枚、計20枚の場合は、20枚 × 2本 - 2本 = 38本となります。

※縦4枚、横5枚、計20枚に38本の連結金具を装着
敷板の枚数が多い場合には、金具の連結方向を縦連結と横連結を混ぜることで、より全体を固定します。
※平板金具(2枚用)の場合は連結方向が異なると装着が困難となるため、連結方向を揃えます。
※縦連結と横連結を混在させても金具の必要数に変動はありません。
面施工には、平板金具(2枚用)は装着が難しい場合がありますので、装着が容易な門型ピンをお勧めします。ただ、門型ピンは地面がコンクリートの場合には打込むことができませんので、その場合は平板金具(4枚用)をご使用ください。
計算式はつぎの通りです。
計算式:(縦軸枚数-1)x(横軸枚数-1)
たとえば敷板を縦4枚、横5枚、計20枚の場合は、(4枚-1)x(5枚-1)=12 本となります。

※縦4枚、横5枚、計20枚に12本の平板金具(4枚用)を装着